ばんそうこうをはりつづけるひと
絆創膏(ばんそうこう)という、傷口の応急手当時等に、傷口が開かないようにする、テープやシート状のものがあります
当然、決められた用途で使用する必要があります
また、いずれ剥がして、身体に備わっている、自己修復能力に任せる必要があります
ここで、心の傷について考えると
物理的な傷同様に、心の傷に絆創膏を貼るように、応急処置をすることは、有効な場合があるでしょう
有効な場合があるかもしれませんが、あくまでそれは絆創膏のように、何れ剥がす必要があります
絆創膏のその下で、強い心(強弱の意ではなく)のめどが出来たら剥がす必要があります
貼った絆創膏が、違った場合は、そのことを素直に認め、剥がす必要があります
絆創膏を剥がしても大丈夫な状態にまで、自分の心を持っていくことは、次の一歩を踏み出すために必要なこと
しかし、中には、そんな絆創膏を貼り続ける人がいます
絆創膏の上にさらに絆創膏を貼る行為は、外からは、一見美しく見えるでしょう
しかし、その実態は、絆創膏の塊でしかない
絆創膏の塊を外から見ると、外向けに作られた心しか見えない
踏み出しているその一歩は、前進ではなく、後退の一歩